プロってすげえ

We are the Worldが届いたんでさっそく見てみた。これってもう20年以上前なのね。そう言えば確かに、見たの(そして12インチシングルを買ったの)って高校生のときだもんなあ。
改めて見てみると、その楽曲の完成度と、基本のボーカル取りが1晩で行われたって事に驚き。
なによりも圧巻なのは、各ボーカルのソロパート録音。NGテイクなんかも含め、何パターンか録音されたみたいなんだけど、各人が、歌うたびに歌いまわしを細かく変えていく様子、そしてその度にどんどんそのカラーが強くなっていくことに感動。初めて見たときにも、たった1〜2小節で自分のキャラクターを出せるってことには感心してたんだけど、それがあれだけの短い時間で作られたってことにびっくり。プロってすげえなあ。
あと、ボブ・ディランがすげえ仏頂面してたのは、うまく歌えなくてナーバスになってたせいみたいだ。たしかに、ポップスからは遠いもんなあ、あの人。それにしても、スティービー・ワンダーのピアノで「練習」ってのは贅沢な事この上なし。