営業努力

シティ・ボーイズショーを見に行く。今回は公演場所が「池上本門寺特設テント」っていう変わったところ。おかげで駅からたどり着けずにタクシー拾っちゃったよ。
テント内は空調がないため、あいにくの天気でサムサムだったんだけど、芝居自体は相変わらずの面白さ。中村ゆうじいとうせいこうも参加する豪華キャストだったし、以前あったような公演初日のぐだぐださ(主に稽古不足によるもの)も今回は比較的少なかったし。
面白かったのは、この本門寺では、今回のような芝居のほかにも、アーティストやアイドルのライブなんかも行われてるらしいってこと。また、公演前には、ここの住職さんが10分ほど話をする時間もあったり。
日本の宗教って、あんまり布教活動しないじゃない?キリスト教なんかは、毎週日曜礼拝なんかするのに、お寺に行くのってお盆とお彼岸に線香と花で終わり。何回忌とかで行っても、住職さんはお経あげて終わりで、いわゆる「説法」ってしないよね。そのせいで、多くの日本人*1は、仏教徒ではあるが無宗教っていうすごく歪んだ形になってるわけよ。その点、新興宗教*2とか一部のカルト宗教*3なんかは、その教義は置いといて*4、宗教の姿勢としては正しいわな。で、今回の話に戻って、この本門寺がやってる行動っていうのも、寺に来てもらって、住職の話を聞いてもらう機会を作るっていう意味では、現代の仏教の姿勢として評価できると思うのよね。実際には、今回は着いた時間が公演直前だったんで境内見る余裕もなかったんだけど、もし時間あったらちょっとぷらぷらしただろうし。
そんな意味も含め、既存の宗教も努力してただきたいと思った次第。現状にあぐらかいてたら衰退するだけだからね。まあ、衰退してもオレは特に困りはしないんだけど。

*1:オレ含む

*2:大作教とか

*3:空中浮遊教とか東大出身教とかスカラー波教とか

*4:いや、教義が一番大事だから!